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HOME > > [PR] > 日本百名山 > 悪沢岳[3141m]・赤石岳[3120m] 其の壱 Admin NewEntry Comment RSS  
栃木百名山日帰り登山記録・日本百名山日帰り登山記録です。
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      悪沢岳 [3141m]      

      赤石岳 [3120m]      

・・・・・・・其の壱・・・・・・・

日時:2009/08/04

天気:晴れ後雨

人数:単独

行程:沼平ゲート
3:13-
-椹島5:02--千枚小屋9:12--千枚岳10:02--丸山10:40--悪沢岳11:01--中岳非難小屋11:39--荒川中岳11:42--荒川小屋12:18--大聖寺平13:08--小赤石岳14:15--赤石岳14:38--赤石小屋16:07--椹島18:30--沼平ゲート20:02

情報:「悪沢岳」日本第6位の高さ。「赤石岳」
山頂には一等三角点があり、一等三角点としては最高所。

登口:【東名高速道路】清水IC---362---60---畑薙第一ダム


前回の山行から2週間以上間を空けてしまい、少し不安もあるが、なまった体を動かすには丁度いい。
いろいろネットで調べてたら「錆鉄人の感動人生」というHPを発見。
というか今回の山の2座日帰り記録はここしか記載されていない。

HPを拝見させてもらったが、まず、登山に関する考え方とか取り組み方が素晴らしいと思った。
また、記録も凄まじく、日本百名山全山日帰りという偉業(異行)を成し遂げている。(俺もそれやろう・・・)
自分でも言っているがまさに「超絶」の2文字。

錆鉄人さんのHPに難易度表があるんだが、この山行は‘ダブルA‘。
最高で‘トリプルA‘なので、この上があるという事なんです。
とはいえ、今回の「悪沢岳」・「赤石岳」2座日帰りも標準タイムは30時間オーバー。
まだまだ登山経験の浅い俺には十分すぎる‘壁‘だ。
(しかし、日帰り難易度ベスト5ではNO.1となっている)・・ん?どういう事だ?
後に錆鉄人さんのHP掲示板にて質問したところ、なんと、トリプルAだそうです。しかし、本当にこの上があったとしたなら、俺は壮絶な筋トレを始めていた事でしょう・・・。)

そのHPには、
【注意】決して錆鉄人の真似をせず、標準コースタイムを参考に山行計画を作成願います。
と書いてあった。いや、真似させてもらいます(笑)
というわけで、錆鉄人さんのルートと全く同じコースを歩きます。
沼平ゲートから椹島まではもちろん自転車で。
男鹿岳の時使用した折りたたみマウンテンバイクを持っていきます。

俺は飲食店で働いていて、いつも深夜0時~2時頃に仕事が終わるのだが、今日は早めに上がらせてもらい、9時に仕事を終えて店でシャワーだけ浴びてそのまま直行。

畑薙第一ダムに着く前、光る看板に「畑薙第一ダム付近、土砂崩れにより通行止」と書いてあった。
いや、ここまで来て言われてもと思いながら行くだけ行ってみる事に・・・。
その現場に着くと、やはり通行止。簡易ゲートがしてある。
車を降りて見ると意外と自力でどかせそうだったので悪いけどどかさせてもらった。
(ちゃんと元通りにしましたよ)

ゲートは100m~200m置きに3箇所あった。
土砂崩れの現場には何もなかった・・・全然通れるじゃん!!

あ、後この付近で車内から熊見ました。
意外と小さかった。
野生の熊は初めてです。

1時~2時に沼平ゲートに着き、少しでも寝て3時に出発の予定・・・だった。
しかし予想に反し、高速を下りてから2時間以上もかかってしまい、結局着いたのは2:50くらい。

IMG_6825-s.JPGなんと、栃木県から5時間半もかかってしまった・・・。
これは計算外。

もちろん走行距離もこんなに行くとは思っていなかった。
寝る時間が完全になくなってしまう。


かといってここまで来てやめるわけにもいかず、そのまま出発。(前の日午前10時から寝てないけど大丈夫?)

しかし、この後、いかに「睡眠」という事が人間にとって重要なのか身をもって思い知らされるのでした・・・。


                     3:13 沼平ゲート                    

IMG_6826-s.JPGIMG_6829-s.JPG俺の愛車です。
英語でアドベンチャーと書いてある。
いい名前だ・・笑。

右の写真はゲート。
右側の隙間から自転車を担いで入っていく。
ここから椹島までは片道18.5km。
沼平~椹島の往復だけで37kmもある事になります。
今回は長丁場なので普段使わないストックを持っていく。

暗闇の中、ヘッドランプ点けて行きます。
意外と月が明るい。
さっき熊見たばかりなので終始ベル連打。

林道の状況は、そこそこ悪路という感じで、穴がものすごく多い。
んでそこに水がたっぷり溜まってて、油断すると突っ込んでしまう。
入ってすぐ、トンネルがあったが、封鎖されており、左側から回り込むように新しい道が造られていた。

途中、原付バイクとすれ違う。関係者だろう。
俺もびっくりしたが向こうはもっとびっくりしたはず。
挙動を見てそれが感じ取れた。

IMG_6833-s.JPG最初は川を左に見ながら走るが、しばらくして橋を渡り川が右になる。
写真暗くて見えにくいけど、一応橋です・・・。

この橋を渡ってから、上り下りが多くなる。
上りは無理せず押して歩いた。


4:21
トンネルが・・・。
IMG_6839-s.JPGIMG_6842-s.JPG







このトンネルは500mもなかったと思うけど、中は真っ暗で、冷たい風が流れていて不気味だった。
無意識に怖い事を考えてしまう。
そこを抜けると赤石ダムが見える。

だんだん明るくなってきました。
この後また橋を渡り、しばらく進むと・・・


            5:02 椹島            

椹島到着。
1:30以内で着く予定だったが、1:49かかった。
途中で写真撮ったりしてたせいかな。

IMG_6849-s.JPGIMG_6847-s.JPG







これは赤石岳登山口。
帰りはここから帰ってくるわけです。

自転車を脇に置いて鍵を掛ける。
知らないうちに泥除けがなくなっていた。
ここから道なりに林道を歩くと悪沢岳登山口。
いよいよ登山開始です。

IMG_6850-s.JPGIMG_6855-s.JPG写真右の橋を通り、奥西川内を渡ります。
この橋ものすごい揺れるので慎重に渡った。


IMG_6856-s.JPG●5:47
鉄塔に着く。
今日唯一の鉄塔。

汗がものすごい。
そして異様にのどが渇く。
ポカリ500×4本、ゲータレード500×1本持っていったんだけど、ちょっと足りなそう・・・。

この時点でボトル一本空けてしまい、2本目も半分くらいまで無くなっている。
まあ、山荘いっぱいあるし、水場もあるから平気だと思うけど。

IMG_6862-s.JPGIMG_6864-s.JPG●6:06
林道。
最初の林道とつながっているのか?
(あとで調べたらちゃんとつながってました。というか頑張れば千枚小屋近くまで行けます。頑張れば・・・)
砂利道だが、整備はされているっぽい。

林道沿いにある階段を上がっていく。

IMG_6867-s.JPGIMG_6866-s.JPG
●6:22
千枚小屋まで4時間半の看板。
そんなにかからないとは思うけど、遠いのは確かだ。

しばらく樹林帯を歩きます。
同じような道が続くので飽き飽きする。

途中、休憩していた3人のパーティーを追い抜かす。
泊まり組だと言っていた。

IMG_6876-s.JPGベニテングダケ。
マジックマッシュルームで一時期人気者になりましたね。

長野では毒を抜いて食用にするとか。
今度機会があれば食べてみたい。


しばらく歩くと猛烈な睡魔に襲われる。
立ちながら目を閉じると寝てしまいそうだ。
山ではほとんどタバコは吸わないのだが、眠気覚ましに一本吸って、スースーする湿布の塗り薬を目の周りに大量に塗りこむ。

・・・しかしこれが激しく効きすぎた。目が痛くて開けられない。
用途を間違えました・・・。
しばらく悶絶したが、眠気の波は引いた。

IMG_6882-s.JPGIMG_6886-s.JPG千枚小屋まで15分の看板があった。
これを見た途端に急に元気になり6分で小屋が見える場所まで着く。


             9:12 千枚小屋            

IMG_6889-s.JPG千枚小屋からは富士山がものすごく近くに見える。

IMG_6890-s.JPGIMG_6895-s.JPG

富士山見ながらご飯を食べます。
ビール飲んだらまた眠気が・・・笑。

右は千枚小屋。
ここから千枚岳へ向かう。
距離はそんなにないはずだ。

IMG_6899-s.JPGIMG_6900-s.JPG







だんだんと視界が開けてきます。
後ろを振り返って富士山を見ると、もう雲に囲まれて姿は見えなくなってしまっている。(写真右)

IMG_6903-s.JPGしばらく歩くと看板が。
千枚岳まで10分(0.2km)と書いてある。
もうここまでくれば見晴らし抜群で、隔てるものはありません。

眠気や疲れが吹き飛び、元気がみなぎってくる!


其の弐に続く・・
稜線歩きへ!


押してもらえたらありがたいです。
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