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鳳凰三山 [2840m]
地蔵岳・観音岳・薬師岳
地蔵岳・観音岳・薬師岳
・・・・・・・其の壱・・・・・・・
日時:2009/06/02
天気:晴れ
人数:単独
行程:青木鉱泉6:32--白糸の滝7:36--鳳凰小屋9:27--地蔵岳10:32--観音岳11:41--薬師岳12:01--中道コース--青木鉱泉14:07
情報:観音岳・薬師岳・地蔵岳の総称。(標高順)
登口:中央自動車道【須玉IC】---20---青木鉱泉
記念すべき南アルプスデビュー。
名前がかっこいいので気になってた。
これが青木鉱泉前の駐車場。
ここには3時ちょっと前に着いた。
帰りには、リヤワイパーに「駐車料金1000円を青木鉱泉で払ってください」と書いてある紙切れが挟まっていた。
しっかりしてますね。
6:32 青木鉱泉
青木鉱泉入り口から、歩き出します。
本当は5時くらいから出発の予定だったけど、寝坊してしまった。
往路は「ドンドコ沢」という沢沿いに歩くコース。
この写真の奥にそびえ立つのが鳳凰山。
稜線までは、急登が予想されます・・・(泣)
しばらくは沢の流れる音を聞きながら、樹林帯を歩きます。
7:36 白糸の滝
多分これが「白糸の滝」。
GPSでも確認したから間違いないと思う。
しかし、暑い。
俺の汗も、滝のように出てくる。
川や滝を見ると浴びたくなってしまう。
このコースは滝がいっぱいあって、他にも、「鳳凰の滝」とか「南精進ヶ滝」とかいうのがあった。
俺は見に行かなかったが、滝が好きな人はものすごく楽しめると思います。
●9:09
残雪発見。
左の写真は雪じゃないですよ。
白い砂です。
なんか、海の砂のようで、テンションあがりました(笑)
残雪は、歩きづらかったけど、そんな長い距離じゃなかったのでアイゼンなしでも余裕です。
どっちみち持ってきてないけど。
しばらく進むと・・・
沢沿いの開けた場所。
一番高いのが、「鳳凰山・地蔵岳」です。
名前負けせず、とてもかっこいい形をしている。
最初の方に見た鳳凰山と比べると、大分近づきました。
ここから「鳳凰小屋」までは10分程で着く。
9:27 鳳凰小屋
ネットで調べてたら、あまりいい噂が流れてなかったので立ち寄る気はなかった。
しかし、通り過ぎる時、山荘のご主人らしき人に笑顔で挨拶され少し戸惑う(笑)
しかしその‘噂‘も、もしかしたら、嘘かもしれないし、そうだったら鳳凰小屋はいい迷惑ですね。
ネットもテレビと同じく嘘ばっかりだし。
ここから残雪を少し歩く。
踏み跡もあいまいなので、GPSを見ながらとりあえず高い場所を目指す。
多分正しい道は歩いてなかったと思う。
すると、いきなり景色が変わり、ゴツゴツした岩が目立つようになる。
足場は、今まで歩いてきた山の中では最悪だ。
(景色は最高なんだけど)
砂の急斜面を歩くので、登山靴のラバーがしっかりと地面をグリップできず、歩いても歩いても中々進めない。蟻地獄のようだった。
上の右の写真はこれから向かう観音岳。
残雪が目立ちます。
もろい足場にもがきながら一生懸命登る。
ふと上を見るとまるで砦のように地蔵岳がそびえ立っている。
写真右の一番高い所がピーク。
10:32 地蔵岳
どうしてもあの一番高いピークに登りたくて、ゆっくりと、おそるおそる岩をよじ登るが、あとちょっとの所でビビッてしまいリタイア。
山頂からはロープが垂れていたが、そのロープに手が届く場所まで行くことができない。
無理すれば行けたかも知れないけど、登る事はできても降りる事ができなかったと思う。
もし落ちたら軽傷じゃすまなそうだし・・・。
本当にくやしかったが、後で絶対登る事を胸に誓い、自分を写して写真を撮った。
それがこのHPのプロフィールの写真となりました。(笑)
●10:37 賽の河原
これは全部お地蔵様です。
山の上にこんなにいるとは思わなかった・・。
「賽の河原」とは・・
親に先立って死亡した子供がその親不孝の報いで苦を受ける場とされる。そのような子供たちが賽の河原で、親の供養のために積み石(ケルン)による塔を完成させると供養になると言うが、完成する前に鬼が来て塔を破壊し、再度や再々度塔を築いてもその繰り返しになってしまうという俗信がある。このことから「賽の河原」の語は、「報われない努力」「徒労」の意でも使用される。しかしその子供たちは、最終的には地蔵菩薩によって救済されるとされる。ただし、いずれにしても民間信仰による俗信であり、仏教とは本来関係がない。
WIKI引用。
なんだかよくわかんないけど、すごい場所なんですね。
「あの世とこの世を分かつ場所」だと、「山と渓谷」には書いてありました。
「賽の河原」から「観音岳」への道に向けて歩き始めると、まるで通せんぼをするように残雪の斜面が待ち構えている。
アイゼンは持ってきてないので多少戸惑ったけど、意外と余裕でした。
残雪を登りきってから地蔵岳を振り返ります。
こうして見ると、すごい形してます。
自然の造形とは思えない。
・・あのてっぺんの‘‘つぼみ‘‘みたいな所が行けそうで行けないんだよな・・。
(これは地蔵ヶ岳オベリスクというちゃんとした名があるそうです。)
稜線からは、まだ雪の残っている「北岳」の姿が。
そのうち登る予定。
標高「3193m」で富士山に次ぎ、日本第二位の標高を誇ります。
もちろん、南アルプス最高峰。
360動画。
歩いてきた稜線と地蔵岳。
なんか、白い砂と岩が印象的だった。
これは花崗岩といって、火山岩の一種だそうです。
研磨すると光沢が出るため、各地の建造物や床石、そしてカーリングの公式競技用ストーンにもこれを用いているらしい。
観音岳。
アップダウンはそれほど激しくなく、きつくは感じなかった。
足場はたまに危ない所もあるが、注意すれば大丈夫だと思います。
其の弐に続く・・・
観音岳・薬師岳へ・・・
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