浅間山 [2568m] 其の弐

　　　　　浅間山 [2568ｍ]　　　　　　

・・・・・・・其の弐・・・・・・・

　　　　　　　　　　　７：４２　浅間山　　　　　　　　　　　

これが、浅間山の噴火口。
このガスはとても危険な臭いがしました。

何しろとても酸が強く、少し吸うと目や鼻に激痛が走り、大変な事に・・・。
（５、６回続けてこのガスを吸ってしまったら、人間は死んでしまうのではないかと思う）
この日は北側からの強い風のおかげで、噴火口の半分だけガスがない状態でした。
（逆に半分はガスに囲まれ、歩行は不可能。）

バカな俺は調子に乗り、ここまで来たのなら浅間山の最高地点まで行ってしまおうと思い、北側から時計周りで歩き出します。



北側の町並み。
強い風はこっちから来ている。

最高地点を目指すも、後数１００ｍの所でガスに阻まれ、断念。（写真右）
無理して行って死んだりしたらそれこそバカだし、いつの日か噴火が収まる事に期待。
まあ、ここまで来れたからよしとする。
（というか本当はすぐ戻るべきなんだけど。）


浅間山から前掛山を確認。
そういう事ですね。納得です。
ちゃんと地図で確認していればここまで来る事はなかったな・・反省。

ここからガスが届かない所まで下り、前掛山を見ながら朝食。
相変わらず人はいない。

浅間山が噴火した時に非難するシェルターが２つあった。
右はともかく、左のやつはしょぼかったな・・・。
あれに入ったとしても、多分助からないだろう。

前掛山を目指して進む。
まだ雪が残っています。
この道はとても歩きやすい。

　　　　　　　　　　　８：５５　前掛山　　　　　　　　　　　

前掛山頂から浅間山。
よく見ると道があります。

どうやら俺は何もない所を直登していたようだ。

本来なら（もし規制されてなかったら）前掛山にあるこの看板を通り越して歩いていく道が登山道らしい。
噴火が収まったら歩いてみたいです。

来た道を戻り、一旦賽の河原を目指します。

　　　　　　　　　　　９：３０　賽の河原　　　　　　　　　　　

ここから今度はJバンドの方に向かわず、「草すべり」・「トーミの頭」を通り、「表コース」で帰る予定。









こんな気持ちの良い場所を歩きます。
さっきまでガスが噴出する危険な場所にいたのが嘘のようだ。

右の写真は浅間山。
そしてしばらく歩くと「湯の平口」という分岐に出る。
まっすぐ進むと「火山館」や「浅間山荘」に行ける。
俺はその分岐を西に進みます。

ここで初めて人と会う。
３人組のおばさんパーティーだ。
とても元気いっぱいで、笑顔で挨拶してきた。

　　　　　　　　　　　９：４３　草すべり　　　　　　　　　　　

この「草すべり」。
この山行一番の難関だった。
まあ、ただものすごい長い急登が続くだけなんだけど、このせいで、「四阿山」に行く気は完全に失せました（笑）

写真じゃわかりづらいけど、とても急です。
ある意味苦行だな。

これ余裕で登っちゃう人はかなりの健脚だと思う。
右の写真が「トーミの頭」。

トーミって何なんだろう。
しばらく登って上から撮影。
登ってきた道がわかります。
ここは心臓やぶりの坂とでも名前を変えるべきだな。

マジで疲れた・・。

　　　　　　　　　　　１０：２０　中コース分岐　　　　　　　　　　　

薄くてよく読めないんだが、
【車坂峠　２．１ｋｍ】
【黒斑山頂　０．３ｋｍ】
【立入禁止】と書いてある。

浅間山は全体的に看板を作り直したらどうだろうか・・。
真ん中のやつなんて逆さについているし（笑）

●１０：２０
中道コース・表コース分岐

本当は行きに中コース、帰りは表コースの予定だったが、行く先（表コース）に団体さんが見え、すれ違いに時間がかかりそうな気がしたので再び中コースに入る。

この道は誰もいなかったのでスムーズに歩けた。

　　　　　　　　　　　１０：４８　車坂峠登山口　　　　　　　　　　　

駐車場は車でいっぱい。
「四阿山」は諦めて、栃木に直行しました。

往路　２：３７

復路　３：０６

合計　５：４３


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